| 相入玉 |
| 両方の王将の駒が相手側の陣(相手側から3段目までのこと)に入った状態のこと。この状態の時はかなりややこしい規定がありますが、大雑把に言って引き分けです。 |
| 永世名人 |
| 通算で5期(=5年間)名人を保持した人が襲名できる称号。「〜世名人」という言い方になり、江戸時代から続く「名人」の系譜に継ぎたされることになります。通常、引退後に襲名します。 |
| 王位 |
| プロ棋士さんが皆狙うタイトルの一つ。毎年大体7〜9月くらいの間に、このタイトルを防衛するか奪取するかを巡って対局をやってます。七番勝負で四勝先にした方が次のタイトルホルダーになります。 |
| 王座 |
| プロ棋士さんが皆狙うタイトルの一つ。毎年大体9〜10月くらいの間に、このタイトルを防衛するか奪取するかを巡って対局をやってます。五番勝負で三勝先にした方が次のタイトルホルダーになります。 |
| 王将 |
| プロ棋士さんが皆狙うタイトルの一つ。毎年大体年初め〜3月くらいの間に、このタイトルを防衛するか奪取するかを巡って対局をやってます。七番勝負で四勝先にした方が次のタイトルホルダーになります。 |
| 大盤解説会 |
| 大きい将棋盤と駒を使って、将棋の手の意味を解説する催しもの。 |
| 棋王 |
| プロ棋士さんが皆狙うタイトルの一つ。毎年大体年2〜4月くらいの間に、このタイトルを防衛するか奪取するかを巡って対局をやってます。五番勝負で三勝先にした方が次のタイトルホルダーになります。 |
| 棋聖 |
| プロ棋士さんが皆狙うタイトルの一つ。毎年大体年6月〜8月くらいの間に、このタイトルを防衛するか奪取するかを巡って対局をやってます。五番勝負で三勝先にした方が次のタイトルホルダーになります。 |
| 棋譜 |
| 対局した時、一番はじめからどういう手順で将棋を指したかを記録しているシロモノです。 |
| 近代将棋 |
| 月刊で発行の将棋雑誌です。将棋世界よりひとまわり大きい為、写真とかも見やすかったりします。 |
| 公式戦(公式棋戦) |
| プロ棋戦の内の、タイトル戦と非公式戦以外を指します。NHK杯や銀河戦、JT日本シリーズに新人王戦、それと朝日オープントーナメント選手権などがあります。朝日オープントーナメントのみ、挑戦手合いです。 |
| 光速の寄せ |
| 谷川先生の終盤は、周囲から「寄らない」と思われていた局面をしばしば寄せ切って勝つため、このような異名で呼ばれます。このようなことから、谷川先生の棋風を「光速流」というふうに表現されることもあります。 |
| 駒落ち |
| 対局者のうち、片方の人の将棋の駒を使わないようにした将棋です。盤の上から駒を落として封印しちゃうのでこういう呼び方なんだと思います(多分)。反対にハンデなしの将棋は平手といいます。 |
| 週刊将棋 |
| 新聞形式の週刊誌。毎週水曜日に発行ってことになってるみたいですが、大体日曜日に将棋会館で、月曜日に駅の売店などで手に入ります。 |
| 将棋会館 |
| 東京の千駄ヶ谷と大阪の福島にあります。プロ棋士さん達が対局するところがあったり、将棋道場、購買部(盤駒から本・扇子やキーホルダーなど将棋に関するものいろいろあります)などなどあります。 大盤解説会とか将棋の大会とかのイベントもやったりします。 |
| 将棋世界 |
| (社)日本将棋連盟の機関誌です。月刊誌で、大体月初めに店頭に並んでいます。全体に堅い感じの本ですが、巻末あたりに4コマ漫画があったりもします。 |
| 奨励会 |
| プロ棋士さんを育てる機関で、ここをくぐりぬけないとプロ棋士さんになれません。 |
| 大タイトル |
| 7つあるタイトルのうち、特に竜王と名人は大タイトルという区分をされる事もあります。ちょっと他のタイトルとは別格の扱いをされます。 |
| タイトル |
| プロ棋士さんが欲しい称号。当然、強さの証になります。 全部で7つあり、上から順番に(順位があるんですヨ実は)竜王、名人、棋聖、王位、王座、棋王、王将になります。年に1回、タイトルホルダーと挑戦者がタイトル戦をやって、タイトルホルダーが防衛するか、挑戦者が奪取して次のタイトルホルダーになるかを決めます。(挑戦手合いといいます。)竜王と名人を特に大タイトルと言ってまとめる事もあります。 |
| 達人戦 |
| プロ棋戦の中の、非公式戦ていうのに分類されます。40歳以上の現役プロ棋士さんの中から10人が出場して、トーナメント形式で優勝者を決めます。 |
| 挑戦手合い |
| 1人のタイトルホルダーに対しての挑戦者を決めてから、タイトルホルダー対挑戦者がタイトルを巡って対局をするタイプの棋戦。 |
| 詰み (詰ます) |
| 「王将」の駒が、もう何があっても取られる運命に陥ってしまった状態のこと。詰ませた方は勝ち、詰んだ方は負けになります。 |
| 詰め将棋 |
| 王手を連続して掛けて王将の駒を詰ますゲーム。 |
| 2歩 |
| 縦9升の中に、同じ方向を向いた『歩兵』の駒が表(『歩兵』と書かれてるほう)になって2枚並んでる状態。反則になります。 |
| 羽生世代 |
| 羽生先生と同い年くらいのプロ棋士には強い棋士が多いことから羽生先生と同世代のプロ棋士はこういう風に括られる事があります。そういう名称が付くまでは「チャイルドブランド」という名前で括られていました。 |
| 飛翔 |
| 谷川浩司先生がよく揮毫される言葉。 |
| 平手 |
| ハンデなしで将棋を指す事。 |
| 封じ手 |
| 2日制のタイトル戦などで使われる制度で、手番を持っている対局者が、次の1手を指さずに、紙に次の1手の中身を書き(例えば68金と指す予定ならそういう旨を書く)、対局を中断するやり方。対局者間の公平さを保つための制度です。 |
| 振り駒 |
| 「歩兵」の駒を奇数枚振って、対局者のどちらが先手を持つかを決めるやり方のこと。「歩兵」が表に出た数の方が多ければ、振った人が先手を持ちます。 |
| プロ棋戦 |
| 7つのタイトル戦と公式戦、それと達人戦という非公式戦があります。7つのタイトル戦と、朝日オープント−ナメント戦(公式戦)は挑戦手合いで、タイトルホルダーが居ます。 |
| 炎の17番勝負 |
| 05年の夏期を挟んで前後に行われるタイトル戦(棋聖戦、王位戦、王座戦)全ての対局者が羽生先生と佐藤先生になったため、こういう言い方をすることもあります。"17"というのは、棋聖戦、王位戦、王座戦の番数全てを足したらこうなるからかと思われます。 |
| 名人 |
| 7つあるタイトルのうちの1つで、大タイトルの1つ。当然他のタイトルとは別格の扱いをされます。実は江戸時代からある由緒正しいタイトルです。元々は世襲制・終身制の位だったのですが、1938年以降、現在のように、名人位を実力で奪取可能な形になりました。七番勝負で四勝先勝した方が、次のタイトルホルダーになります。大体毎年4月〜6月くらいにやってます。5期名人位に就位すると永世名人の資格を取得できます。 |
| 寄る |
| 主語は意外とその文脈ごとで判断するしかない単語なんですけど、意味するところは「負ける」といった意味です。将棋にはまってる方々の中には、日常的にこういう言葉を使ったりしてる方もいるので、先の意味から転じて「もう駄目・無理」というくらいの意味でも使われます。 |
| 竜王 |
| 7つあるタイトルのうちの1つで、大タイトルの1つ。七番勝負で四勝先勝した方が、次のタイトルホルダーになります。大体毎年10月下旬〜12月上旬くらいにやってます。ちょっと他のタイトルとは別格の扱いをされます。 |