*関根金次郎記念館へ*
〜2004年8/18日〜


金次郎記念館前

千葉県野田市の
関根金次郎記念館
館前を撮影


後半〜記念館内

いちいのホールの5階へ〜


まめバスにて「いちいのホール」で降りると、もうすぐそこにそびえ立っている建物が、目的の関根金次郎記念館がある、いちいのホールという建物です。周囲にそんなに高い建物が無いので、凄く分かりやすいです。右の写真はいちいのホールを正面から撮ったものです。写真からでは分からないのですが、一番上(実はここが5階)に見える、ベランダのようなところには、初級者用・中級者用・上級者用に分かれた詰め将棋が置かれてあったりします。この建物に入って、エレベーターで5階へ。写真には撮らなかったのですが、本当に綺麗な建物でした。



いよいよ記念館〜

実は金次郎記念館の前に行って初めて知ったのですが、展示室のすぐ横には、対局室もあるんですね。ガラスの向こう側(黄色い矢印の部分)に映っているのですが、ここが対局室になります。因みに席料、無料らしいです。それと、先にも書きましたが、ベランダには詰め将棋が置かれてありました。係りの人に言えば、答えも教えてくれるようなので、解けたと思ったら言いに行ってみると良いかもしれないです。
展示室に入ったところに、訪問者の記入帳があるんですけど、私が行ったときにはその日既に9人訪れていました。でも、市外から来ている人は私だけ…。係りの人も言っておられたのですが、どうやら訪れる大半の人は市内の人のようで、私に対しても、「〜は(隣の対局室で)将棋の大会(だったと思います)やってる」などなど、ここでのイベント情報を話してくれました。……でも、きっとそういうのには参加できない私は、その中身を覚えられませんでした;;本当に丁寧に色んなこと教えてくれたのに……係りの人ごめんなさいです<(_ _)>
ちなみにその係りの人、私が大阪から来たことを知って、入り口に飾ってある関根金次郎−坂田三吉(しかも中央に小野五平12世名人が写ってたりする)の写真の説明とかもしてくれました。その写真、私撮ったと思ったんですが、うっかり消してしまったのか夢見てたのか、写真データが今ありません。記念館でもらったパンフレットには載っているのですが、折角ですから記念館行ってのお楽しみということで……。


関根金次郎所縁の物〜

勿論、記念館なだけあって、関根金次郎13世名人の所縁の品がいろいろありました。右の写真は関根金次郎先生が将棋の研究に使っておられた駒だそうです。こっちの駒は彫り駒(文字の部分がへこんでいる駒)のようですが、どうやら研究用の駒はもう1種あったようで、それが左側の写真のやつです。こっちは埋め駒(文字の部分が周りと同じ高さの駒)なんですね。他にも、使用されていた盤は勿論のこと、関根先生書体の駒とか、木村義雄14世名人・本因坊秀哉(名前からするに囲碁の人なのかなぁ…?)との合作(?)扇子もありました。

駒以外に、肖像画や書も沢山展示してあります。右のは、そのうちの一つです。身長が足りなかったのと写真撮るのが下手なせいで光って見えてしまっていますが……;;;右上と左下に印が一つずつありました。この写真にある、左下の印が、下の写真になります。印譜好きの人必見ですヨ!!
(何か強調場所が変な気もしますが…)
勿論、右上の印も、印譜マニアの方々のために(?)撮っておきました。(写真右)

どちらも駒の形をしているのが印象的でした。




その他の展示物〜パネル

初めに書きましたが、この関根金次郎記念館、「いちいのホール」っていう建物の5階にあります。当然、ここを訪れる人には将棋なんて知らないという方もいるわけで、実際、私が記念館に行った時にいた方々の一部は、そういった感じの方も居られました。パネルの内容などを見ていると、そういう方にも楽しんでいって貰いたいっていう感じがしました。左の写真は、関根金次郎に関する話を説明したパネルの一つです。ライバル坂田三吉とのエピソード(左写真)、実力名人制への移行の話など、写真付きで説明されてました。
あと、関根名人に限らず、将棋史や駒の説明(書体とかね)、歴代名人の名前を記したパネルもありました。しかも、将棋史のパネルの下には、ナ、ナント中国将棋の「象棋(シャンチー)」やタイの「マークルック」の盤・駒がありました!!(右写真)今まで話としては聞いていましたが、本物の盤・駒を見るのは私は初めてなので、ここでもやたら興奮してしまいました。



その他の展示物〜


ここの記念館の下にある、せきやど図書館では、将棋に関する文献や資料も積極的に集めるよう力を入れているらしく、その一部がここの記念館にも置かれてありました。上の写真、ずらずら〜っと並んでいるのは『近代将棋』『将棋世界』です。これだけ並んだだけでも十分圧巻だったのですが、その近代将棋の形が、棚のしきりを一つ隔てて、今のに変わる前のと、更にその前のと………とあると、もう言葉とか出なくなってしまいました。(右写真)
勿論、将棋世界のほうもずらずら〜っと並んでいて(左写真)、昭和4X年とかのを見ると、やはり本の形も内容も違いますし、そういうのがこれだけ集まっているのが本当に凄いな、と思いました。

ちなみに、ここの建物の3階の図書館には江戸時代から現代までの将棋の本、約2,400点所蔵しているらしく、しかも大半は閲覧自由ならしいです。時間的な都合から、残念ながらそちらのほうは覗くことが出来なかったのですが、5階展示室内だけでも、上記の他にも昔の将棋連盟機関紙とか、棋書(将棋の戦略本のことです)などがあって、これだけでも私はかなり満足でした。あとは、やはり時間ですね……



余談ですが〜
私が行き方を伺いに電話をしたとき、
相手方の電話の対応が凄く丁寧で、気持ちよかったです。
あと、朝日バスでの行き方はこっちを参考にしてみてください。



☆今回行ったところ☆
関根金次郎記念館
〒278-8550 千葉県野田市鶴奉7-1
TEL;04-7123-1085(野田市商工課)
(土日は04-7198-1104)

開館時間; 9:00〜17:00(展示室)
9:00〜21:00(対局室)
休館日; 火曜日(祝日の場合除く),
年末年始(12/29〜翌年1/3)
参考;野田市観光協会HP


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