*デュオこうべ将棋フェスティバル*
〜2004年10/10日〜


デュオこうべ
高速神戸駅スグのところで催された
"デュオこうべ将棋フェスティバル"
に参加して来ました。

 実は私、
この日思いっきり遅刻してしまいまして
指導対局・トークショーは聞けてません
m(_ _)m

レポート内容はペア将棋からになります。

ペア将棋〜
全国中学生選抜大会・女子の部で兵庫県予選決勝の女の子二人と、小阪先生・藤原先生が各々ペアを組んでの対局でした。両先生方も言っておられましたが、並ぶと本当に親子みたいでした。
解説は前半が若松先生(左写真)で後半が井上慶太先生(右写真)という、師弟リレー解説でした。

中終盤にて、
井上先生が『コレえぇ手ですねぇ〜』
と誉めて、誰が指した手かを聞いてみると…。
井上先生『あ!!小阪先生でしたか。そりゃそりゃどうも失礼しました(^▽^;)>』ということが何度か。
因に、大盤解説のアシスタントを務めたのは井上先生の御弟子さんの稲葉二段(左写真右)でしたから、ココもまた師弟連係解説でした。
対局結果は藤原先生ペアの勝利!!なかなか激しい将棋で、見ている方も楽しかったです。




アマ強豪対局〜
続いては、兵庫県アマ名人 対 兵庫県アマ王位の対局でした。兵庫県アマ名人の方はナント中学生。
対局前にお二方のプロフィールを神吉先生が披露されました。
神吉先生『好きなプロ棋士、神吉!!』
山口 県名人『え。違います。(淡々)』
神吉先生『なんや冷たいなぁ。』
続いて中川 県アマ王位に対して
神吉先生『(めげずに)好きなプロ棋士、神吉!!』
中川 県王位『(即で)いや書いてませんから!!』
目一杯否定される神吉先生でした。因に本当は山口アマは井上慶太先生、中川アマは谷川浩司先生を書いておられました。

そして谷川先生登場

神吉先生『では解説者をお呼び致しましょう!神戸が産んだ大スター、谷川浩司棋王です!!』
谷川先生『何かさっき漢字が読めなかったみたいで。』
神吉先生『ちゃいまんねん!中川アマな、谷川棋王のファンやねんて。淡路(仁茂9段)門下やいうのに。』
谷川先生『いいじゃないですか(^^)』
神吉先生『山口君の方はな、井上慶太8段のファンやねんて。』
谷川先生『山口君は、井上8段の将棋センターに通っていて、結構腕が立つようですよ。(井上8段が)平手で結構入れられてるって言ってました。』
ところで、大盤の横に貼ってある対局者の名前が、フォントも文字の大きさも同じだった為、神吉先生が『山口君、コレ山口県の名人みたいやないかぃ!!』というツッコミがありました。(左写真)


対局中、盤面解説以外でも色々と話題が飛び出ました。
神吉先生『お。山口君の指した手、あたったがな。』
谷川先生『山口君………将来不安ですねぇ………』
……数手後……
谷川先生『あ♪(山口君の指し手が)外れた☆★☆
山口君、将来有望ですねぇ♪♪』
神吉先生『なんでやねん!!!!』

他には
谷川先生『実はタイトル戦に関して森内さんからラブコールを頂いてまして』
神吉先生『ほうほう』
谷川先生『タイトル戦で上の世代の方と対局した事がないので、そういう方としたい、とのことでして。出来れば(森内先生が保有している)名人や王将を獲りに行きたいですね。』
などなど。
対局は山口アマの勝利!でした。終局後、執拗に『奨励会入りなよ』と勧める神吉先生に対して、山口アマは『すぐ挫折しそうだから』とのこと。谷川先生は『強ければ必ず入らなければいけない訳では無いし、本人がそう言ってるんですからイイじゃないですか』と。



懸賞問題〜
詰将棋と次の一手問題が出題され、当った方の中からタオルなどの景品が抽選で配られました。詰将棋は、内藤9段が作られた問題で、程よく難しく、でも解けない訳ではない感じの問題でした。(ココは管理人の主観)
次の一手問題は谷川先生の実戦譜(第12回達人戦決勝)からの問題でした。『週刊将棋』でも局面図が載せられたところでもあったので、ファンにはたまらない問題だったかと思います。



席上対局〜
谷川先生と井上先生、関西のトップ棋士で同門同士の対局でした。
対局前
神吉先生『(井上先生に向かって)最近研究会で谷川棋王に勝ったって?』
井上先生『えぇ。この前の席上対局でも勝ちましてん、大勝ちでしたがな。』
神吉先生『それ平手かいな?』
井上先生『当たり前ですやん!!こっちもプロですがな!!!』


神吉先生『では対局相手を御紹介しましょう。大物でございます。谷川浩司棋王でございます!!』

神吉先生『谷川棋王、さっき慶太がな、"なんや谷川なんて大した事あれへんわ、負けるわけあれへんわ…(中略。誇張された罵詈雑言が続く)…"と言ってましたが』
井上先生『いってへん!いってませんよそんなこと!!(@△@;)』
谷川先生『えぇ。勿論嘘だと分かっているんで(^^)』
神吉先生『なんやい。慶太、何か一言ガツンと言ったれや。』
井上先生『(ノータイムで)お手柔らかにお願いします。<(_ _)>』

振り駒の結果、谷川先生先手で対局開始!
先ほどまでほのぼの〜と話されていたお二方ですが、対局になると、右の写真の通り。途中、対局時計が押されていないのに気付いた谷川先生が指摘する場面もあったりしました。(左写真)
この席上対局の解説は、両対局者の師匠の若松先生が前半を、途中から小阪先生・藤原先生がされました。

淡々と解説される藤原先生(右)と盛り上げる小阪先生(左)。藤原先生『これは悪い手ですね。(淡々)』小阪先生『あ。そうなん?私はいい手だと思いますが。』藤原先生『こういう手は悪い手です(きっぱり)
このやり取りに井上先生、吃驚して振り返る局面もありました。

この対局は谷川先生勝利!
対局後
神吉先生『慶太ァ、やっぱあかんかったなぁ。』
井上先生『あんまいうもんやあれへんわぁ…』
神吉先生『谷川先生、今日はコテンパンにする気で?』
谷川先生『えぇ。さっき舞台下に聞こえてたんで、(王将の駒だけでなく)全駒する(取る)気でいました。』
神吉先生『やって。慶太ァ、来年頑張れやァ。』
井上先生『いやもうこんなんやったら来年わし居れへんわ…。』
ひとしきり両対局者の感想を聞いたところで、感想戦に。時間も押していたということで、最後はなんとなく駆け足になった感じもありましたが、本当に白熱した対局で、楽しめました。

※会話内容は全て私の記憶からなので、所々間違いがあるかもしれません。




☆今回行ったところについて☆

この日の内容は
関西将棋会館のイベントレポート
にも上がっています。

あと、画像のみを幾つか
コチラ
に上げています。
小旅行一覧へ